道産子パラダイス

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【羽生結弦も罹った】尿幕膜管遺残症で開腹手術を受けての経過【体験談】

昨年(2018年)尿膜菅遺残症と診断あり開腹手術を受け、結果的に手術は無事成功し無事に退院することができました。

珍しい病気のため、中々聞きなれないと思います。

実はフィギュアスケートで有名なあの羽生結弦選手も同じ病気に罹っていたことがあり手術をしているんです。
healthpress.jp


それでは僕の実体験における事の経過〜手術に至るまでの出来事を書いていきます。

少しでもこの記事が参考になれば幸いです。


最初は腹部の筋肉痛のような痛みからはじまった

昨年の9月頃、北海道胆振東部地震があり僕の地域でもかなり被害を受けました。

その影響で、僕の会社も被害を受け連日朝早く〜体力仕事を沢山やった結果体調を崩しました。

最初は腹部に筋肉痛のような痛みがあり、押すと違和感を感じるような痛みでした。

1〜2日後にはヘソ周辺が赤くなっている状態。

時間が経つとデベソみたいになってさらに膿が出てきて痛みもMAXに。


クリニックで診察を受ける

仕事が終わってから、クリニック病院に受診しました。

とにかく痛くて歩くのもようやく。腰を曲げてゆっくりゆっくり、お腹に負担をかけないように歩きます。

名前が呼ばれ、診察を受け先生にヘソの症状を伝えみてもらいます。

先生「うーん、ヘソに傷ができているかも?」
  「ちょっと原因はわかりそうにないから、明日大きな病院の外科を受診した方がいいですね」
  「消毒して抗生物質出しておきますから、無理しないようにね」

こんな感じで診察が終わり、結果的に原因不明。

市内の総合病院に受診


翌日、会社を休み総合病院の外科に受診しました。

外科の先生も原因がわからず、CTを取り、抗生物質を処方されその日の診察は終わりCTの結果が出るまで1週間ほど様子見てくださいとの事。

その後も痛みは続き2,3日は強烈に痛かったです。

4,5日後には、薬の効果が出たのか痛みは落ち着いてきて、1週間後には以前の状態まで回復しました。

結果


前回樹脂より1週間経ち、結果を聞くと「尿膜菅違残症」との診断。

  • 尿膜菅違残症とは

赤ちゃんの時にへその緒と膀胱を繋いでいる管の事で、本来であれば退化して自然に消える物。
しかし、中には残る人もいて、それを尿膜管違残症といいます。
尿膜管に菌が溜まって炎症などを起こすと今回みたいな症状が出ます。
中には、尿膜管が残っていても症状が出ない人もいるそうです。手術で摘出するのが一般的です。




泌尿器科にかかることになり、泌尿器科の先生が対応してくれることになりました。

先生「羽生くんも罹ったことのある病気なんだけど、珍しい症状なんですよ。100人に2,3人位の割合です。今治っても、再発率70〜80パーセントはあるから、手術した方がいいですね」

僕「そうですか・・」

先生「泌尿器科は混んでるから、入院するのは1ヶ月半後くらいになるけどいいかな?」

僕「はい、お願いします」

という流れで入院、手術が決定しました。

入院

ようやく入院することになり、入院した翌日が手術日でした。

手術は開腹で行うとのことで、ヘソ〜膀胱まで10センチほど切開するとのこと。

手術前は水と食べ物は禁止。時間まで緊張です。

いざ手術

PM1時に手術の時間がやってきました。

歩いて手術室へ向かい、手術台に乗っかり指示された通り仰向けになります。

全身麻酔なので口にマスクを装着後にゆっくり深呼吸してくださいと伝えられます。


1回、2回、3回、4回・・・・


4回目の深呼吸で意識がなくなり、その間に手術となった模様。


看護師さん「でんすけさん、でんすけさん。無事に終わりましたよ」

目が覚めると看護師さんの声が聞こえ、手術台で運ばれているのが分かった。
無地に手術が終わり、朦朧とした意識の中ホットしたのを覚えている。

しかし、そこからが地獄だった。膀胱と陰部の違和感が凄い。

特に膀胱の違和感が強烈で、例えると尿をしたい状態の時に常に力強く膀胱を押されているような感じ。

早速、座薬を挿入してもらったが不快感は続く。

その日の夜は一睡もできず、激痛と不快感との戦いでした。正直こんなに痛いとは思いませんでしたよ。


少しづつ回復

手術翌日から歩行練習するとの事で、看護師さん付き添いのもと歩きました。

歩く度に腹部の痛みが強く、点滴歩行器につかまりながらやっとやっと歩行。そのみてくれはまるでおじいちゃんです。

この時、手術なんてしなければ良かったって本気で思いましたからね(汗)

そんなこんなで、日にちを追うごとに徐々に回復していき、2日目位でドレーンと呼ばれる管が外れます。



3日後には点滴が外れました。



次に1週間ほどでバルーンカテーテルが外れます。



バルーンカテーテル外してもらう瞬間は痛くて泣きそうになりました。一瞬の出来事でしたが、尿道と管が擦れている感じが堪らなく痛かったです(><)


退院


順調に経過し、先生より退院のお話を受け入院してから10日後に退院となりました。

退院後は2週間後に経過観察のために受診しましたが、それ以降の受診は必要ないとの事でした。



現在、退院後2ヶ月が経過し身体に異常なく経過しております。

退院直後は身体を動かずと傷口のつっぱりを感じたり、尿の我慢ができない(おしっこが近い)症状がありましたが今は落ち着いています。

ただ、唯一残尿がまだ続いています。排尿後はしっかりシメないとパンツの中が汚染するのでこれは気をつけています(笑)

denmoon.hatenablog.com

終わりに

最初は筋肉痛のような痛みから始まって、歩けなくなるほど痛みが強かったです。
ヘソから膿が出たときはとてもびっくりしまししたが、抗生物質の薬で落ち着きます。
これを読んでいる方も同じ症状があるかもしれませんが、しっかり治るので安心してくださいね。
ただ、珍しい症状なのでなるべく大きめの病院に通った方が良いです。病院選びを間違えると症状がわからず無駄に時間掛かりますからね。